診断結果
肌タイプ別・スキンケアの選び方
同じ「乾燥が気になる」でも、水分が足りないのか、皮脂膜が壊れているのかで選ぶべきものは変わります。診断を受ける前に、自分がどのタイプに近いかを読んでおくと、結果の意味がわかりやすくなります。ここではメーカーの宣伝文句ではなく、配合成分の働きを基準に6タイプを整理しています。
乾燥肌(ドライスキン)
角層の水分と、水分を抱え込む細胞間脂質(セラミド)の両方が不足している状態です。化粧水で水を入れても、蓋になる油分がなければすぐ蒸発します。「化粧水をたっぷり」より「保湿成分の入った化粧水+乳液やクリームで閉じる」ほうが結果が出やすいタイプです。熱いお湯での洗顔、洗浄力の強いクレンジングは症状を悪化させます。
向く成分:セラミド(特にヒト型セラミド)、ヘパリン類似物質、スクワラン、シアバター、アミノ酸
避けたい:高濃度アルコール、強いスクラブ、高頻度のピーリング
脂性肌(オイリースキン)
皮脂の分泌量が多いタイプです。皮脂そのものは肌を守る膜なので、取り去りすぎると体が不足を補おうとしてかえって分泌が増えます。洗いすぎないこと、油分よりも水分を補うことが基本です。毛穴の黒ずみは皮脂が酸化したもので、こすって取るのではなく酸化させない設計のケアが向きます。
向く成分:ナイアシンアミド、BHA(サリチル酸)、ライスパワーNo.6、亜鉛、軽いジェル状の保湿
避けたい:重いオイル・こってりしたクリーム、洗浄力の強い洗顔の1日3回以上の使用
混合肌(コンビネーションスキン)
日本人にもっとも多いタイプです。難しいのは、顔全体を同じケアで統一しようとすると必ずどちらかが合わないこと。「1本で全部」を探すより、化粧水は全顔・油分はUゾーンだけ、というように部位で塗り分けるほうが早く安定します。季節によってどちらに寄るかも変わるため、夏と冬でアイテムを入れ替える前提で考えるのが現実的です。
向く成分:ナイアシンアミド、ヒアルロン酸、軽めのセラミド乳液
考え方:Tゾーンは脂性肌の、Uゾーンは乾燥肌の項目を部分的に適用する
敏感肌
バリア機能が低下し、通常なら問題にならない刺激にも反応してしまう状態です。ここで大切なのは、成分の種類を増やさないこと。多機能な高機能美容液より、成分数が少なく低刺激設計のものを、まず1〜2品に絞って使うほうが安全です。新しいアイテムは腕の内側で2〜3日試してから顔に使ってください。強い赤み・痛み・湿疹が続く場合は自己判断せず皮膚科を受診してください。
向く成分:セラミド、グリチルリチン酸2K、アラントイン、パンテノール、CICA(ツボクサ)
避けたい:アルコール、香料、高濃度ビタミンC、強い界面活性剤、頻繁な角質ケア
インナードライ(隠れ乾燥)
もっとも誤解されやすいタイプです。中が乾いているせいで、肌が守ろうとして皮脂を過剰に出している状態。テカるからと皮脂対策を強めるほど内側の乾燥が進み、悪循環になります。やるべきことは脂性肌のケアではなく保湿で、しかも重いクリームではなく「軽いのに水分を抱える」設計のものが向きます。判断の目安は、洗顔直後につっぱるかどうかです。
向く成分:セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸、グリセリン、ナイアシンアミド
避けたい:あぶらとり紙の多用、洗浄力の強い洗顔、アルコール高配合の収れん化粧水
エイジング肌
加齢による変化は保湿だけでは戻せないため、目的別に有効成分を足していく考え方になります。ただし攻めの成分(レチノール、高濃度ビタミンC、AHA)を同時に重ねると、かえって肌荒れを起こします。1つずつ、低濃度から、夜だけ、という段階的な導入が安全です。そして紫外線対策をしないままのエイジングケアは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
向く成分:レチノール/レチナール、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、ペプチド、ニールワン
必須:日焼け止め(曇りでも/室内の窓際でも)